☆ ディズニーが直接製作する唯一のフィギュア ☆
WDCC(ウォルト・ディズニー・クラシックス・コレクション)は、映画のワンシーンを切り取って手作りの陶器でできたフィギュアです。フィギュア製作過程では実際にディズニーアニメーションの製作に関わったアーティストを交えて、キャラクターのポーズを決め、様々な行程をかけて製作していきます。彩色にも独自の絵の具を使用し、変色する事がありません。
商品の中にはリタイア(生産終了)した物があります。リタイヤした商品はもう二度と生産することがありません。
★ WDCCの製作過程
① 場面の選択
アニメーションの作品の中で最も印象的なシーンを選び(キャラクターの性格・パーソナリティーを1番表現している瞬間を捉える)、実際にディズニー・アニメーションの製作に携わったアーティストを交えて選び出される。
② ポーズの研究
1コマずつ動かしてどのポーズか決め、立体にする研究が始まる。研究材料は映画などで使用したスケッチ、モデルシートやセル画などを使用する。原画を描いた人に話を聞くこともあります。
③ 造形
アニメーターが描いたスケッチを元に針金で芯を作り、粘土で肉付けします。
④ 原型完成・再検討
個性が正確に表現できるように工夫を凝らす。アニメーションと同じように感情を正確に表現しているか確認される。
⑤ 製品化
納得のいく原型が出来上がると、次は樹脂でこの原型のコピーをたくさん作ります。コピーは製造の過程で、製品をチェックするのに使います。タイの首都バンコクには、熟練した技術者のいる素晴らしい工房があり、アメリカで作られたコピーは、ここに運ばれます。
原型を30パーツ以上に分解し、それぞれの型を作ります。型が出来たら特別に調合した液体を型に流し込みます。固まったら型からはずし、自然乾燥させます。完全に乾いたらわずかなズレも無いように組み立て、さらに手作業で表面の質感をだし、型抜きの跡を消します。規格が厳しく、はねられる物もたくさんあります。
組み立てられたものは再び自然乾燥させた後、上薬をかけて、最初の窯入れを行います。この後、レンガの窯でもう一度焼きます。
⑥ 彩色
カリフォルニアのディズニー社では、オリジナルの絵と同じ調合で絵の具が混ぜ合わされています。調合した絵の具は、直接白い陶磁器に塗っていきます。このサンプルの色を参考に、タイの工房では同じ色が出る様、注意深く調合します。染色の色は焼く前と焼いた後では全く異なる為、要求通りの色をいかに出すかが、技術者たちの腕の見せ所です。
1色塗っては焼き、また1色塗っては焼きの作業を多い時で20回以上繰り返します。1つのキャラクターには10数種類の色が使われます。また部分によって仕上げの方法が違うもの(つや消し・つや出し・十分なつや出し)は、その都度窯入れして焼くことになります。ディズニー・アニメーションの世界が製品の中に忠実に表現されているかどうか、アーティストたちはここで最終的なチェックを行います。
⑦ プラスアルファ
最後にそれぞれのキャラクターに1つずつ、小物がプラスされる時があります。例えば、クリスタルの滴、ガラスで出来た石鹸の泡や金色の剣など。また、毎年デザインの変わるバックスタンプが各々のベース(底)に刻まれます。この商標はディズニーがキャラクターに命を吹き込んだ確かな仕事の証です。
★ WDCCはウォルト・ディズニー本人のサインを商標として使用しています。本人のサインをロゴとしているのはWDCCのみです ★
★ 認定書
WDCCの箱の中には認定書が入っています。認定書には、
ロイ・E・ディズニーの自筆サインスタンプ入り。“これほど素晴らしいアニメーションフィギュアは他には無い”と自信を持っているために彼のサインが使用されています。
Mickey Mouse:A Small Pal
(C)Disney